椎名林檎さんは令和元年の5月27日に、約5年ぶりとなる新アルバムをリリースしました。
その新アルバムである「三毒史」の中のリードトラックに「鶏と蛇と豚」という曲があります。
変わったタイトルですが、読み方はどう読むのでしょうか?
この曲に込められた意味と共に、椎名林檎さんのファン歴が長い私が詳しく紹介していきますね。
「鶏と蛇と豚」の読み方はこう読む!
椎名林檎さんの新アルバムのリードトラック「鶏と蛇と豚」は、ずばり、
“とりとへびとぶた”と読みます。
「鶏」は”にわとり”とは読まずに”とり”と読みますよ。
“とり”と”へび”と”ぶた”と読んでみると語呂が良い感じがしますよね。
もっと別の聞いたことのないような深い読み方なのかと思いましたが、そのままのようです。
ちなみに椎名林檎さん本人がラジオ番組で話していたので間違いないですよ。
関連記事
椎名林檎さんがBUCK-TICK櫻井敦司さんとコラボしたMステ動画はこちら。
それにしても、なかなか変わったタイトルをつけますね。
タイトルだけ見てみても、椎名林檎さんの不思議な魅力が伝わってきます。
そしてこの曲をもっと魅力的にさせるのが、最近公開されたばかりのミュージックビデオです。
YouTubeで誰でも観ることができます。
その中には、とても印象に残るきらびやかな“新宿の目”というものが出てきます。
このミュージックビデオの象徴となっているので、どんなものなのか紹介していきますね。
「鶏と蛇と豚」のMVに出てくる”新宿の目”とは?
椎名林檎さんの「鶏と蛇と豚」のミュージックビデオですが、
お経を読む人がいたり独創的なダンスをする人がいたり、なかなかユニークですね。
印象的なシーンが、椎名林檎さんの凛々しい瞳が映ったあとにきらびやかな目が映るシーンじゃないでしょうか。
何度も出てきますし、演出における最大のポイントといっても過言ではありませんよね。
実はあの目は実在するものなんですよ。
東京に住んでいる方やアートに興味のある方なら1度は見たことがあるかもしれません。
知る人ぞ知るものなんですが、「新宿の目」という名前の作品なのです。
ちなみにこの作品があるのは新宿駅の西口のスバルビル地下広場になります。
1969年に彫刻家の宮下芳子さんが制作された作品で、横幅はなんと10mにもおよぶかなり大きな作品ですよ。
東京に住んでいる方ならもちろん、東京に訪れることがある方なら見に行ける場所ですのでよかったら足を伸ばして見に行ってもいいですね。
ただ、残念ながらこの作品があるスバルビルは解体されることが決まっていてます。
2019年の7月21日でこのビル内にある最後の店舗であるマクドナルドも閉店するそうですよ。
なので、もしかするとこの作品もなくなってしまうのではないかと言われています。
もし見に行くなら早く見に行ったほうがいいかもしれません。
それでは次に、この曲の1番の疑問といっても良いタイトルの話をしようと思います。
「鶏と蛇と豚」なんてなぜ椎名林檎さんはこのタイトルをつけたのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
「鶏と蛇と豚」とは、どういう意味?
この曲のタイトルである「鶏と蛇と豚」とは仏教でいうところの三毒にあたります。
仏教の中では、1番克服しなければいけないとされる3つの煩悩があり、
それが「貪・瞋・癡」といわれる三毒なのです。
この3つを象徴する生き物が「鶏と蛇と豚」なんですよ。
ちなみに椎名林檎さんの今回の新アルバムのタイトルは「三毒史」です。
こう思うと、この意味深なタイトルが理解できそうですね。
でも、三毒って具体的になんなのでしょうか?
三毒って何?
三毒を1つ1つ紹介させてもらうと、
まず「貪(とん)」は欲している以上に何かを求める欲望のことをいいます。
次に「瞋(しん)」ですが、怒りの心を示しています。
そして最後に「癡(ち)」ですが、真理に対する無知な様を表しているのです。
この曲のミュージックビデオでもそれをしっかりと表現しています。
まず欲望から始まり、怒りに満ちて最後には無知になるストーリー展開になってるんですね。
これを知った上でこの曲を聴いたりミュージックビデオを観ると、また違う見方ができるかもしれません。
まとめ
以上、椎名林檎さんの「鶏と蛇と豚」という曲の読み方や意味を紹介しました。
アルバム「三毒史」は林檎さん20周年を記念するアルバムですし、
いろんなアーティストとのコラボ曲もたくさん入っています。
ぜひ他の曲たちも聴いてみてください。
関連記事
椎名林檎さまが水着審査を受けていた!?